毛沢東
毛沢東は湖南省韶山の出身で、1921年に中国共産党が結党された際、その創始者の一人となりました。
1924年には国共合作が成立しましたが、孫文の死後に権力を握った蒋介石が共産党に弾圧を加え、共産党は武装闘争に突入。一方で、日本の侵略が始まり、1937年、第二次国共合作が成立し、国民党と共産党は抗日民族統一戦線を構えました。毛沢東率いる共産党軍は、『三大規律・八項注意』の軍紀のもとに戦いました。
太平洋戦争終結後、再び国共内戦が勃発。共産党は国民党勢力に打ち勝ち、1949年に中華人民共和国が成立後、毛沢東は国家主席に就任しました。新国家では共産党の一党独裁体制が強まり、
1958年から始まった大躍進政策の失敗により、経済は大きな打撃を被りました。1959年に毛沢東は国家主席の座を退きますが、その後巻き返しを図り、1966年に文化大革命を発動。権力を握ったまま1976年に死去し、それとともに文化大革命も終焉を迎えました。
