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著 者 | 朝倉 摩理子 | ||
出 版 社 | 高橋書店 | |||
基本構成 | 序章:中国語の基礎知識 1章:中国語の発音 2章:基本の表現(全15課) 3章:実践会話(全30課) |
初めて中国語を学習するにあたってはなかなかに使える本です。この手の本を選ぶ上で注意すべき点は、CDの発音が標準であること」とピンイン(日本語で言う読み仮名)が振られていること」の2つ。
一昔前に一世を風靡した中国人タレント「アグネス・チャン」が編集した本もありますが、あれはやめた方がいいです^^;。なぜならば、彼女は地方出身で、彼女の発音は普通語の正しい発音とかなりの違いがあるからです。
この本のCDは何人かの中国人に聞いてもらい、標準の発音であることを確認してあります。ピンインについても、四声付きでしっかり振られているので問題ありません。ピンインが振られていないと、その漢字の発音を正しく覚えることができなくなり、中国語の学習に支障をきたします。
構成的にもかなりポイントが高いです。各章ごとにコメントを付けてみました。他の本を選ぶとしても、以下の構成のような本を買うことをお勧めします^^。
●序章:中国語の基礎知識
中国語に関する簡単な知識が紹介されており、中国語とは大体どういうものかを知ることができます。
●1章:中国語の発音
説明が分かりやすく、初めて中国語を学習する人にとってもとっつきやすいものになっています。
●2章:基本の表現
基本的な表現を状況別に学べます。中国語がとっつきにくいと感じる人は、この章を数回反復して学習してみるといいかも知れません。
●3章:実践会話
短い対話文があり、日本語訳と単語表が付いています。CDは1回目はゆっくり読み、2回目は速く読む2段構成で、ある程度学習した後もヒアリングの学習に使えます。また、基本的に1課につき1つの文法を学習するというスタンスを取っており、30課を全て学習すれば、基本的な文法は一通り学習することができます。