現在位置: トップページ > 中国人との国際結婚手続き > 中国人に書く手紙の敬称
質問
中国人に手紙を書く場合、手紙の敬称は何をつければ良いのでしょうか?また、「苗字と名前の間を空けてはいけない」というのは本当でしょうか?
回答
中国人が手紙を書く場合、宛名の後ろによく「收」という字を書きます。この「收」は日本語の「様」と同じく氏名のすぐ後に書き、しかも一文字なので、「これは日本語でいう敬称だ」と誤解している人もいるかと思います。
「收」は文字通り「収める・受け取る」の意味です。敢えて言えば、日本語の「●●様へ」の「へ」に近い意味の字です。この「收」は特に書かなくても大丈夫です。
敬称の「様」とは全く意味が異なるので、敬称を使う場合は「先生(男性)、女士(女性)、小姐(若い女性)」等の中から適当なものを選んで使うことになります。相手の中国人が日本語ができる場合、日本語的に「様」と書いても分かってくれると思います。
ただ、敬称は日本人と違ってよほどの時以外は使いません。特に、「小姐」は単独で使うとスナックのホステスなどを指す場合が多く、どちらかというと悪いイメージが強い敬称なので、基本的に使用しない方がいいです。
また、中国人はよほどの時以外は上司に対しても同僚と同じように話し、「●●課長」のような敬称もほとんど使わずに呼び捨てします。これは良い点でもあり、悪い点でもありますね。
苗字と名前の間の空白については聞いたことがありません。どちらでも良いと思います。