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2005年03月24日現在
中国の運転免許について
中国が『ジュネーブにおいて締結された道路交通に関する条約』に参加していないことから、中国では国際免許証で運転することができない。従って、外国人が中国で運転するためには中国の免許証を取得する必要があるが、免許の取得は外国人居留許可(居留証)を持つ長期滞在者に限られる。
申請場所&筆記試験会場
機関名 | 車両管理所外事科 |
所在地 | 北京市朝陽区南四環東路18号 |
代表Tel | 010-8762-5150 |
試験時間 | 毎週火・水曜日(9:00と10:00の2回)のみ |
必要書類
・申請書(=『機動車駕駛証申請表』)
・健康診断書(指定病院において作成したもの)
・日本の免許証のコピーと翻訳文(下記を参照のこと)
・外国人居留許可(居留証の場合は全ページ)のコピー(背景は白)
・パスポート
・最近撮影した1インチの上半身・脱帽写真 4枚
免許証の翻訳文について
日本の免許証の記載事項を中国語に翻訳する必要があるが、法律が改正されたことによって個人が翻訳したものも有効となった(翻訳者のサインは必要)。自分で翻訳するのが不安な場合は、下記のような機関で翻訳してもらうと良い。外国人や外資系企業向けにサービスを提供しているFESCOは即日翻訳のサービスを提供している。
機関名 | FESCO(北京外企服務集団) |
所在地 | 北京市朝陽区朝陽門南大街14号3階 |
代表Tel | 010-8561-6663 |
手続きの流れ
1.車両管理所外事科の申請窓口へ行き、申請書(=『機動車駕駛証申請表』)と車両管理所が指定する健康診断書のフォームをもらう。
2.車両管理所が指定する病院(北京市内に100ヶ所以上ある)で健康診断を受ける。医師に「身体条件」の欄へ記入・サインしてもらい、且つ病院印も押してもらう。中国語があまりできない場合は、外国人窓口がある日中友好病院が良いかも知れない。費用は病院によって異なる。
3.申請窓口に申請書と上記の必要書類を一緒に提出し、筆記試験(=『交通法規与相関知識考試』)を受ける。この際、受験料として50元を支払う。問題は計100問で、90問以上正解で合格となる。問題のコピーがFESCOに置いてあり、これで予習することが可能。
2004年5月からコンピュータを利用したものとなっており、試験言語も日本語や英語を含む8種類から選択できる。なお、運転歴が3年未満の場合は更に実技試験を受けることが必要となる。
4.筆記試験・実技試験共に合格すると免許証が交付される。免許証の作成費として10元を支払う。筆記試験のみの場合は受験後に即日で交付される。
なお、日本の免許証を持っていない場合は中国の自動車教習所に通うことになるが、当然のことながら授業は全て中国語となることから、それなりの中国語能力が要求される。ちなみに、自動車教習所は中国語で「駕駛学校」と言う。