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2002年02月11日
朝食後、さっそく風邪薬をいただき、飲むことにした。みるみる内に効いていく。やはり、「郷に入りては郷に従え」だ。食事以外はマージャンやトランプをしたりしながらゆっくりと過ごす。明日は旧正月。春節と言えば餃子だ。しかし、今回は作らないらしい。残念無念。手間がかかる料理だから仕方が無いか。
そうそう、この家は衛星テレビが見えるのだ。家の外には例のお皿がある。しかし、見ることができるのは韓国の番組だけ。テレビ画面には韓国の旧正月を迎える様子が映し出されていた。高速道路は帰省ラッシュで渋滞気味だ。テレビを見ない時は外で春節恒例の爆竹をしたりマージャンをしたりしながら、0時を待った。
どうやら、韓国の映画「アタダ」を見ながら春節の0時を迎えるようだ。耳と口の不自由な女性の悲劇の物語だ。・・・重い雰囲気だ。春節を迎えるのにふさわしい雰囲気とは到底思えない。
さあ、もうすぐ0時だ。中国語の参考書には、「3、2、1、・・・春節好!」という風に春節を迎えると書いてあった。きっと同じようにやるはずだ。緊張しながら時を待つ。しかし、みんな映画に集中して言葉が無い。いや、きっと突然口を開くのだ。そうこうしている内に、さぁ!時は来た!3、2、1・・・。・・・。・・・。・・・こうして私は春節を迎えた。