中国国際結婚手続き-ねむしし
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中国大連での結婚手続きに対する考察というか愚痴

投稿者 A・U
2004年10月28日現在

*私(日本人)と夫になる予定の中国人との結婚手続きの模様をお伝え致します。

まず、大連の領事館には写真を撮る施設が無いので、事前に結婚証明書用の2人一緒に写っている写真を撮らなくてはなりません。

結婚証明書には3枚必要ですが、大連では公証書にも写真を貼り付けます。3部作るなら3枚必要です。そして、中国人の出生証明書(公証書)にも写真が必要となるので、中国人側の個人写真も3枚撮ります。

それを朝の9時に撮りに行き、作ってもらっている間(所要時間は約1時間)に独身証明書を作りに行きます。

日本人の婚姻要件具備証明書(独身証明書)というのを日本で作ると面倒なので、中国で作成。「私は独身で結婚詐欺とかじゃないですよー」ってやつですね。日本で準備するものは私自身の戸籍謄本1枚です。後は、パスポートと結婚する中国人の身分証明書と手数料90元。2人で一緒に大連領事館へ行きます。日本人窓口という所があるので、そこに用意してきたものを提出し、「独身証明書、お願いします~」で作れます。20分くらい椅子に座って雑談していると出来上がります。混んでいないので楽です。

写真が出来上がりそうなので取りに行きます。領事館の近くに写真屋さんがあるので、そこで作ると便利ですね。写真を取ったら民政局で結婚手続き。バスもあると思いますが、大連はタクシーが安いので便利です。

民政局には事前に電話等で質問をしておくと便利です。ナント、そこで予約ができるからです。私が電話したのではないので詳細は不明ですが、民政局から「10時半に来てください」みたいなことを言われたらしいのです。

そして、10時半ちょうどに到着。タクシーで5分くらいの所にあります。古い建物ですね。ちょうど前の人が35分くらいに手続き終了。狭い部屋で、手続きできるのは1カップルずつですね。「予約しておいた○○です」と言うと、「パスポートと身分証のコピーを4階で取ってきて」と言われる。先に言ってよ・・・。

その後、各自1枚ずつ誓い文のようなものを書きます。自分の名前と相手の名前・住所・職業等ですね。その下には、「これから結婚します。ここに書いてあるのは嘘じゃありません」というような内容の文章が書いてあります。中国語なので、分からない人は中国人が書いたのを見ながら書きましょう。

書き終わると、今度は受付のおばさんが立会人になり、その紙を読み上げます。中国人は簡単に読めますね。しかし、日本人である私にはそう簡単に読めるものではありません。おばさんは雰囲気的に「分からないところは日本語でもいいわよ」みたいな感じだったので、堂々と最初から最後まで日本語で適当に訳しながら読みました。いい加減でも平気なものです。

これで結婚証明書の作成完了です。赤い証明書を2人でもらいます。パスポートと同じ大きさ&色なので非常にまぎらわしいです。費用は全部で9元です。

そして、最後に公証書を作りに行きます。日本での結婚証明や中国人のビザの申請に必要です。公証書会館というのがあるので、そこへ移動します。タクシーで6分くらいです。

この時点で11時50分。嫌な予感!お昼休みに突入です。1時まで休みなので、こちらもご飯にしましょう。

公証書会館の近くはあまり賑わっているというわけでもないので、この間に大連駅前等まで足を伸ばしても十分遊べます。

1時になると公証書会館は人であふれます。とりあえず中国人の夫に任せましょう。すると、「第2手続き所みたいなところに行け」と言われます。そこで担当員の机に張り付き、順番を待ちます(割り込み可能。強気と根気が必要)。

「国際結婚したので必要な公証書ください」では作れません。人がたくさんいて担当員もイライラしていたし、その人も詳しいことは全然知らないみたいだったので、「これとこれとこれが必要。そして翻訳文何枚。以上」といったような内容の紙を書いて渡したら早いです。翻訳文は1枚80元。全部に翻訳文付けたら馬鹿みたいに高くなるのでやめましょう。

困ったのが中国人の出生証明書のための出生公証書です。その場で渡されました。中国人の出生を証明します。両親の名前と住所等を書き込みます。そして、これには中国人の戸口本が保管してある公司の印が必要です。公司が遠かったり、印を押す人がいなかったりすると大変ですね。前もってそれをもらっておくことが可能な場合は、先にその紙を取りに行った方がスムーズでしょう。私達はそれにかなり時間を割かれました。

出生書を提出すると、4日後に出来上がると言われます。私が休みを取ったのは1週間で、始めの2日は大連、その後北京の兄弟の所に移動し、3日間滞在した後に再び大連に戻ってくるという予定を立てていました。ですから、4日後はちょうど大連に戻ってくる日だったので、問題なくできそうな感じです。

そして4日後、例のごとく混んでいるので割り込みと大声を駆使し、なんとか公証書を受け取ります。しかし、印を押したりする必要があるので、別の窓口へ移動します。そこで、写真が必要なことが発覚します。冒頭にも書きましたが、私達には用意した写真がありませんでした。北京等ではコピーらしいのですが、大連では生の写真なので、近くの写真館で急いで写真を撮ります。デジカメで撮ってその場でプリントするだけですから10分もかかりません。便利になりましたね。

公証書を受け取る時、日本人がその場にいる必要はありません。写真が無くてもネガがあるだろうから、時間はかかるだろうけど中国人1人でもできます。ですから、日本人が渡中する場合、実質的にかかる日数は1日ですね。

個人的な意見としては、大連の公証書会館では待たされることが多いし、日本人はいてもあんまり意味がないので、あれなら帰国しても良かったような気がします。対応もあまりよくないですし(忙しいのでしょうね)。

それにしても、何かしらの問題があって結婚手続きができないカップルもいるみたいですから、今回ちゃんと手続きできたことは嬉しい限りです。

大連は海の町なので、観光するのも気持ち良いですよ。気候も日本と似ているし、海鮮料理がおいしいです。物価も安いし、過ごしやすい町というイメージがあります。手続きで大連を訪ねる際は是非楽しんできてください。

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