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私達の国際パソ婚(中国黒竜江省)

投稿者 ちびくん
2005年09月末現在

*中国での結婚手続きとその他もろもろ

私はこの6月、中国のハルピンで結婚し、9月には晴れて入管から在留許可をもらいました。

私の体験談が多少なりとも皆様の参考になればと思い、この場を借りてお伝えすることにします。

私と妻は、いわゆる「出会い系サイト」で知り合い、毎晩のようにお互いの映像を眺めながらチャットで語り、ついには結婚に至りました。

知り合ってから結婚するまで8ヵ月、その間に実際に会ったのはわずか1度きりでした。

パソコンが普及した現在、私達のような経緯を持つ夫婦は珍しくないはずですが、これが中国人との国際結婚となると、ややもするとネックになりかねません。この点については、「日本での招聘手続き」の項で、改めて詳しく述べさせていただきます。

妻は北京在住でしたが、ハルピン出身の朝鮮族です。朝鮮族と言うよりも、韓国系中国人と紹介するほうが正しいでしょう。母語は韓国語で、韓国には親類がたくさん住んでいます。使える言葉は、韓国語と中国語、それにかなり怪しい英語でした。

一方、私はこれまでにかなりの数の中国人と交流してきましたが、中国語はまったく話せず、かろうじて英語の読み書きができる程度でした。従って、チャットや電話でのコミュニケーションでは、たどたどしい英語を使用していました。

早い段階から結婚を前提に話を進めていたのですが、今年の2月に北京を訪れて実際に数日一緒に過ごしてみて、結婚の決意はいよいよ固くなりました。ただ、私の転職のことでゴタゴタしていたり、5月のゴールデンウィークは避けたい意向もあったりで、自然の流れで「6月に結婚しよう」と二人で決めました。

妻の戸籍はハルピンにあるので、結婚するためにはハルピンに行かなくてはなりません。必要な書類は非常にシンプルで、日本人の私はパスポートと婚姻要件具備証明書(いわゆる独身証明書)、妻は戸口簿(日本の戸籍謄本のようなもの)と身分証だけです。なお、私が提出する婚姻要件具備証明書なるものは、日本で用意すると大変面倒ですので、中国の日本領事館で発行してもらうことをお勧めします。戸籍謄本を持っていけば、すぐに発行してくれます。(HEROさんが説明している通りです)

ハルピンでの手続きは、あっけないほどすぐに終わりました。私達は午前中に行ったのですが、必要な書類を提出し、登記処にある婚姻届に記入すると、すぐに写真を撮られ、「午後にまた来なさい。そうしたら結婚証を渡すから」と言われました。午後一番に行くと、さっそく結婚証を渡され、それで一連の手続きが終了しました。

結婚証(学生証とか免許証みたいなもの)というのは何の目的に使われるのかよくわからないのですが、中国国内ではとても大切に扱われているようです。私達の場合、幸運にも即日もらえましたが、こうした例はむしろ少ないようです。地域によっては、1週間も2週間も待たされるという話をよく耳にします。

ただし、この結婚証なるもの、持っていようがいまいが、日本では何の意味もありません。「結婚証を早く発行してやるから金をよこせ」などと求められることもあると聞きますが、さて、それだけの価値があるのでしょうか。

むしろ注意すべきは、結婚登記処が開いている曜日や時間です。日本の役所と異なり、平日でも閉まっていることがあるので、事前に調べておくべきです。ちなみに、ハルビンの登記処は、火、水、金の9:00-17:00が営業時間(?)でした。私達は日曜の夜に特急電車で北京を出発し、翌月曜の早朝にハルピン着。月曜日は終日ハルピン観光にあてました。

さて、結婚証よりも大事なのは、結婚公証書と相手の出生公証書、国籍公証書の日本語訳です。これらがそろわないと、日本での婚姻届も在留資格申請書も提出できません。HEROさんが勧めているように、3部ずつ用意するのが賢明でしょう。私達もすぐに依頼したのですが、結局私のところに着いたのは2週間後でした。正確な金額は忘れましたが、1部作るのに60~70元ほどかかります。

公証書を含め、結婚手続きにかかった費用は700元ほどだったと記憶しています。

中国で結婚する場合、一般的な習慣として、男性側が女性側に結納金を払うことになっているそうです。日本人であれば10000~15000米ドルが相場だそうですが、これはケースバイケースです。

もし相手側が、「10000米ドル払わなければ結婚は認めない」とかたくなに主張するなら、金目当ての結婚かもしれません。ちなみに、私は結納金を一銭も払いませんでした。10000米ドル云々の話も出たのですが、「すぐに用意するのは不可能だ」と説明すると、すぐに納得してくれて、それ以降、金の話は一切なくなりました。

中国での結婚というと、派手なパーティーを連想されるかもしれませんが、私達は非常に地味なパーティーでした。親族を呼ぼうにも、ほとんどがハルピンの奥地か韓国に住んでいますから、簡単には呼べません。両親と弟からして、韓国に行っていました。結局北京在住の叔父さん夫婦が親代わりになり、叔父さん一家を日本風の韓国レストラン(屋号は「菊乃家」と日本の屋号なのですが、ほとんどのメニューが韓国料理でした)を招き、ささやかなパーティーを開きました。

パーティーの後、私と彼女は韓国の民族衣装に着替え、あちらこちらで写真を山のように撮られました。暑いし恥ずかしいし、おまけに酔いが回っていて目がクラクラしましたが、おかげでいい思い出ができました。(料金のことを述べると、パーティーの費用も民族衣装の仕立て代も、すべて妻が負担してくれました。と言うより、妻があらかじめお膳立てをしていて、私が口をはさむ余地はありませんでした)

日本での手続き

中国での手続きは比較的簡単でしたが、日本での手続きとなると厄介です。結婚自体の手続きはすぐに済みますが、入国管理局(以下「入管」と言う)から在留許可をもらうのが難関です。

ご存知の通り、偽装結婚による不法入国を防ぐため、入管の審査は年々厳しくなってきています。在留許可を何度申請しても、却下されてしまう例も少なくありません。

在留許可を申請する前に、まず婚姻届を役所に出し、新しい戸籍を作る必要があります。在留許可の資格は配偶者ですから、正式に配偶者であることを証明しなければなりません。

市役所に持っていくのは、例の3つの公証書と印鑑(自分と配偶者の両方があったほうがいい。三文判で可)、それに住民票です。公証書は日本語訳が無いと受け付けてくれないので注意しましょう。

婚姻届を出すと、数日以内に新しい戸籍ができます。ここからいよいよ入管との戦いが始まります。

入管(横浜)が求める書類は、まずは、結婚事実の記載がある戸籍謄本、例の3つの公証書、配偶者の住民票の写し、在職証明書、納税証明書(源泉徴収票、確定申告の写しなど、所得と納税額を証明するものなら何でも可)です。なお横浜の入管では、身元保証人に関する資料はいっさい不要でした。

ここまでは、面倒ではありますが、特に問題はありません。定職に就いてさえいれば、所得や身分については問われないようです(私は4月に退社して、現在の職場ではパートタイマーとして働いています)。

難しいのは、「日本の生活に関する資料」というやつです。どんな家に住んで、家族は何人いて、日本ではどんな生活を築いていきたいか、などと質問が並んでいますが、これらには常識の範囲で普通に答えておけば大丈夫です。

在留許可が下りないのは、偽装結婚を疑われているからですが、結婚に至るまでの経緯や交流の記録を審査官が納得できるように示さないと、偽装結婚とみなされてしまいます。

日本に滞在している外国人(またはその逆のケース)と恋愛して結婚するのならば、犯罪にでも手を染めていないかぎり、許可はすぐにおります。また、実績のある結婚相談所を通し、または仲介した人がはっきりとしている見合い結婚も入管に疑われることが少ないと聞きます。

けれども私たちは、パソコンを媒体とした出会いであり、恋愛だったのです。毎週デートしていたわけでもなく、誰かに紹介されたわけでもありません。偽装結婚を疑われても仕方の無い状況でした。

自己流に理由書を作成しても却下される公算が大きいと考え、こうした問題を取り扱っている法律事務所を訪れ、専門家のアドバイスも聞いてみました。それによると、要点は次の数点に絞られるようです。

1) 異なる季節に撮影したスナップ写真を複数用意すること。場所が違っても、同じ時期に写した写真だと証拠能力が乏しくなります。

2) 相手の家族と一緒に写っているだけでは信用されません。偽装結婚を請け負う業者も工夫していて、いかにもそれらしい家族の配役をした写真を撮影するからです。どうせなら、大勢の親族や友達と一緒に写っているほうがいいです。

3) ただでさえデートの回数が少ないのですから、会った時のことはなるべく具体的に記述すること。どんな話をしてどんなところに行ったのか、どこで初めてキスをしたとか、何が原因で口論した、どこで初めて肉体関係を持った、など。恥ずかしいかもしれませんが、結婚するのが自然であることを審査官に伝えなければなりません。

4) チャットをしたら、チャットの内容を保存しておくことも大事です。全部でなくても構いません。3つか4つあれば十分でしょう。ただし、私たちはチャットの記録がありませんでした。その代わりに、Eメールが保存してありました。Eメールの中に、「何日の何時にチャットしよう」という文章が多く残っていましたから、証拠として認められたと思います。

5) 国際電話の履歴も証拠能力があります。毎月送られてくる明細書も捨てずに保存しておきましょう。

6) 手紙(Eメールではなく、切手を張って送るやつ)やカードも無いよりはマシですが、内容はあまり重視されません。と言うのは、手紙の文面やカード自体はいくらでも偽造できるからです。それよりもむしろ、差出人と受取人が書かれた封筒のほうが大切です。消印を偽造するのは難しく、証拠能力が高いとみなされるからです。

7) 情熱を込めて、長大な理由書を作成するのも方法の1つです。なぜならば、偽装結婚だった場合、面倒な労力を惜しむのが普通だからです。私は、原稿用紙に換算して70枚以上書きました。もっとも、私にとって70枚はそれほど苦になる量ではありませんでしたが。

8) 年輩の審査官は、パソコン上での出会いに偏見や抵抗を持っていることもあり得ます。そうした人達に理解してもらうには、やはり客観的な根拠が必要になります。繰り返しになりますが、チャットの内容やEメールの類は証拠として大切に保存しておきましょう。

いずれにせよ、結婚相手を日本に招聘することを強く望んでいることを審査官にアピールしなければなりません。そのためにはどうすべきかを考えてみましょう。

横浜の入管では審査が厳しく、平均4ヵ月は待たされると聞いていましたが、私達の場合は幸いにも1ヵ月余りで許可が下りました。

また、妻は現在韓国に滞在していて、ビザの申請も韓国の日本領事館で行ったのですが、申請した翌日にビザをもらえました。朝一番に申請しておけば、その日のうちにもらえたそうです。何から何までうまくいき過ぎて怖い感じがしますが、大変なのはむしろこれから先でしょう。

ビザはもらえましたが、妻は「11月の末まで韓国にいて働く」と言っています。日本での生活費を稼ぎたいそうです。どうやら、妻は私をよほどの貧乏人と考えているようです(まあ、事実ですが)。いろいろと騒動の種は尽きないようですが、騒動も困りながら楽しめたらいいな、などと考えています。

今後、皆様にあれやこれやとアドバイスをいただく機会があると思いますが、どうかよろしくお願いします。

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