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投稿者 onisa
2009年02月17日現在
独身証明書は上海にある在上海日本国総領事館にて発行してもらいました。私と中国人配偶者2人で必ず行かなければなりません。
午前中行きましたが、入り口前で荷物検査とパスポート、身分証などの提示があり、それを済ますと中へ入ることが出来ます。日本人側で準備するものは「パスポート」「戸籍謄本(家族全員が載っているもの)」、中国人側は「身分証」「戸口簿」です。どちらも初婚でしたので、他の物は必要ありませんでした。
窓口へそろって行くと、日本人用と中国人用の申請書をもらい、それに記入するだけです。住所や連絡先など、簡単な出会いの経緯などを記入するだけで、特に困難ではありません。
手続きは1時間ほどで完了、手数料の80元を支払い、1枚の独身証明書が発行されます。全て中国語で書いてありました。この時、日本人側の戸籍謄本は返却されませんでした。
さて、今度は中国人側の生まれ故郷である「河南省」へ移動します。
夜行列車で蘇州から河南省鄭州へ。火曜日の午前7時、鄭州駅へ到着。軽く朝食を済ませ午前8時前に手続き場所である「鄭州市民政庁社会事務処」に到着(場所はこちらを参照のこと)。
鄭州駅からタクシーで15分くらい(20元程度)の場所です、あまり知られていない場所らしく、場所を知らないタクシーの運転手もいました。
「鄭州市民政庁社会事務処」は「福彩大厦」の306号室です。入り口には門番がいて、「何の用だ?」聞かれたので、「結婚手続き」と言ったら普通に通してくれました。
306号室はまだ鍵がかかっていましたが、8時過ぎになって事務所の人がやってきて、「国際結婚」と言うと中へ通してくれました。
事務所内は受付と待合に分かれておらず、そのまま会社の一室へ入れられます。まず係員に必要書類の提出を求められました。ここで必要なものは・・
日本人側 | 中国人側 |
・パスポート ・独身証明書 |
・戸口簿 ・身分証明書 |
なんとここで必要ないと思われた日本人側の戸籍謄本が必要とのことでした。幸い私の場合ファイルに全ての書類を入れ持ってきてましたので良かったですが、もし忘れたらまた取りに帰らなければならないところでした。
さて、日本人側の提出書類には翻訳が必要とのことで「パスポート」と「戸籍謄本」の翻訳を依頼しなければならないと言われ、名刺をもらいここへ行ってくれと言われました。仕方がないのですぐ翻訳所へ向かうことに。
翻訳所は結婚登記所からタクシーで10分くらいの場所にあり、小さなテナントの一角にありました。小さな靴屋から入り靴屋の奥に入り口がある変な作りです。翻訳所へ入っていくと、「何の翻訳?」と聞かれますが、「国際結婚登記」と言えばすぐわかるようで、パスポートと戸籍謄本を提出しました。幸い独身証明書は中国語だったので、翻訳する必要はないとのことです。
普通は次の日の受け取りと言うことらしいのですが、「時間がないのですぐしてほしい」とお願いすると、1時間でやってくれました。料金は全てひっくるめて200元、どうやら快速手数料がかかっているようです。パスポートと戸籍謄本は返却してくれます。
午前11時、翻訳文をもって再び登記所へ、全ての書類を渡すと「それでは午後2時半以降に再度来てほしい」と言われ外で時間をつぶし再度午後2時半に登記所へ、申請書の記入とサイン、結婚の写真を渡してしばらく待っていると、無事結婚証を受け取ることが出来ました。結婚証発行の手数料はなんと9元、この辺の値段の感覚が良くわかりませんね。
ちなみに「結婚」「出生」「国籍」公証書ですが、ここの登記所ではまったくサポートしていないとのことでしたので、自分でさらに小さく区分けされた公証処へ行くことになります。
私の行ったところは「新郷市」にある公証所でしたが、結婚公証書の発行に日本人配偶者側のパスポートなども必要とのことで、これの申請も中国人一人ではなく、2人で行ったほうが無難かと思います。また、出生公証書の発行には中国人配偶者の親が地元の村長に声明文(私はここで生まれましたなどの文書)を書いてもらう必要があるよで、これでまる1日つぶれる事態も発生しました。
翻訳もサポートしているようですが、費用と時間がかかるとのことでしたので、「翻訳は自分でする」と言って断りました。ここでの手数料は300元でした。
やはり各場所によってかなり必要書類が変わるようですので、一通りの準備をしておき出発したほうが無難です。公証書の発行で3日もかかってしまいました。
余談ですが、証明写真などがかなり必要となります。撮影所で写真を撮ったらUSBメモリなどに保存して持っておきましょう。いざ必要なときはそれを持って近くの写真屋に持っていけば安く早く印刷できます。